介護福祉士の受験資格ガイド|4つのルートと実務経験3年の数え方【第39回・2027年対応】

介護福祉士の受験資格 4つのルート完全ガイド【第39回・2027年対応】 介護福祉士関連

どうもナックルです!

「介護福祉士の試験、そもそも自分は受けられるの?」——勉強を始める前に、いちばん最初に確認してほしいのが“受験資格”です。ここを勘違いしていると、せっかく勉強しても申込の時点でつまずいてしまいます。逆にここさえ押さえれば、あとは安心して対策に集中できますよ。

この記事では、介護福祉士国家試験の受験資格を4つのルートに分けて整理し、働きながら目指す人がいちばん多い「実務経験ルート」の“3年”の数え方まで、やさしく解説します。第39回(2027年1月)の申込期間も最後にまとめました。

まず結論:受験資格は「4つのルート」のどれかに当てはまればOK

介護福祉士の受験資格は、次の4ルートのいずれかを満たしていれば得られます。

ルート こんな人向け 主な条件
① 実務経験ルート 働きながら目指す人 実務経験3年+実務者研修の修了
② 養成施設ルート 専門学校・短大・大学で学ぶ人 介護福祉士養成施設を卒業
③ 福祉系高校ルート 福祉系高校の出身者 所定カリキュラムを履修・卒業
④ EPAルート EPAで来日した介護福祉士候補者 実務経験3年 ほか

介護の現場で働きながら目指す方の多くは、いちばん上の「実務経験ルート」です。順番に見ていきましょう。

介護福祉士の受験資格 4ルート(実務経験・養成施設・福祉系高校・EPA)から国家試験合格までの流れ図
介護福祉士になるための4つのルート。いずれかを満たせば国家試験の受験資格が得られます。

① 実務経験ルート(働きながら目指すならここ)

現場で働きながら合格を目指す人の王道ルートです。条件は大きく2つあります。

(1) 実務経験が「3年以上」あること

正確には、従業期間3年(1,095日)以上、かつ従事日数540日以上が条件です。ポイントは“2つの条件を同時に満たす”こと。

  • 従業期間…働き始めてから数えた「在籍していた期間」
  • 従事日数…その中で実際に介護の業務に従事した「日数」

たとえば在籍は3年あっても、勤務した日数が540日に届かなければ満たせません。逆に日数だけ多くても、在籍期間が3年未満ならNGです。複数の事業所での経験は合算できますが、対象になる施設・職種が決まっているので、自分の職場が該当するかは試験センターの「実務経験の範囲」で必ず確認してくださいね。

実務経験ルートの要件 従業期間3年(1,095日)以上と従事日数540日以上を両方満たす図解
実務経験ルートは「従業期間3年(1,095日)」と「従事日数540日」の両方を満たす必要があります。

(2) 実務者研修を修了していること

実務経験ルートでは、実務者研修の修了が必須です(旧制度の「介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修」の修了でも可)。申込の時点では“修了見込み”で申し込めるケースもありますが、期日までに修了できないと受験資格を満たせません。研修のスケジュールは早めに動いておくと安心です。

ワンポイント:「実務経験3年」は“ちょうど今”そろっていなくても、年度内の見込みで申し込める場合があります。ギリギリの人は試験センターで早めに確認を。

② 養成施設ルート

高校卒業後に介護福祉士養成施設(専門学校・短大・大学など)で学ぶルートです。

  • 2年制以上の養成施設を卒業、または
  • 福祉系大学等を卒業してから1年制以上の養成施設を卒業

なお、養成施設の卒業者には経過措置があります。令和9年(2027年)3月31日までに卒業する人は、卒業した時点で(国家試験を受けていなくても)暫定的に介護福祉士の資格が与えられ、卒業後5年以内に国家試験に合格するか、5年間続けて介護の仕事に従事することで、その後も資格を持ち続けられます。ただし今後は「国家試験に合格すること」が本来の形になっていく流れなので、養成施設ルートの方も早めの合格が安心です(最新の扱いは試験センターでご確認を)。

③ 福祉系高校ルート

福祉系高校・福祉系特例高校で学んだ人のルートです。入学年度で扱いが分かれます。

  • 2009年度以降に入学し、新カリキュラムを履修して卒業した人
  • 2008年度以前に入学し、旧カリキュラムを履修して卒業した人
  • 特例高校の場合は、卒業後に9か月以上の実務経験が必要

履修カリキュラムによって実技試験の扱いなどが異なるため、詳細は在籍校または試験センターで確認してください。

④ EPA(経済連携協定)ルート

インドネシア・フィリピン・ベトナムから、EPA(経済連携協定)にもとづいて来日した介護福祉士候補者のためのルートです。3年以上の実務経験などが条件になります。

「自分に受験資格があるか不安…」というときは

受験資格は、勤務先の種類・雇用形態・研修の修了時期などで判断が分かれる、いちばん間違えやすいところです。少しでも不安があれば、自己判断せずに公益財団法人 社会福祉振興・試験センター(介護福祉士国家試験の実施団体)の案内で確認するのが確実です。

第39回(2027年1月)の申込はいつ?

受験資格を確認できたら、次は申込です。第39回の日程はこちら。

  • 受験申込の受付期間:2026年7月22日(水)〜9月2日(水)
  • 筆記試験:2027年1月31日(日)
  • 第39回から、申込方法がインターネット申込に変更
第39回介護福祉士国家試験のスケジュール 申込2026年7月22日〜9月2日・筆記2027年1月31日のタイムライン
第39回のスケジュール。申込は2026年7月22日〜9月2日、筆記は2027年1月31日です。

申込の手順や必要書類、ネット申込の注意点は、こちらの記事にまとめています。
【第39回】介護福祉士国家試験の受験申込ガイド

よくある質問(FAQ)

Q. 無資格・未経験でも、いきなり受験できますか?
A. いいえ。介護福祉士は上の4ルートのいずれかを満たす必要があります。働きながら目指す場合は「実務経験3年+実務者研修の修了」が基本ルートです。

Q. 実務経験は、複数の職場を合算できますか?
A. できます。ただし対象となる施設・職種が決まっているため、自分の勤務先が該当するかを試験センターで確認してください。

Q. 実務者研修は、受験前に修了していないとダメですか?
A. 申込の時点では“修了見込み”で申し込める場合がありますが、期日までに修了できないと受験資格を満たせません。研修の日程は余裕を持って。

Q. パートやアルバイトの勤務も、実務経験に入りますか?
A. 雇用形態は問われません。従業期間(1,095日以上)と従事日数(540日以上)の条件を満たしていれば対象になります。

まとめ

  • 介護福祉士の受験資格は「実務経験/養成施設/福祉系高校/EPA」の4ルート
  • 働きながらなら 実務経験3年(1,095日)+従事日数540日+実務者研修 が基本
  • 養成施設ルートは令和9年3月末卒業まで経過措置あり(卒後5年で合格 or 5年実務)
  • 第39回の申込は 2026年7月22日〜9月2日、筆記は 2027年1月31日

受験資格さえクリアできれば、あとは対策あるのみ。いっしょに合格を目指しましょう!

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